占い師のウラ話
電話鑑定会社で占い師をやっていると、同業者からのお電話も結構あります。
最初は一般のお客様のように始まりますが、話していくうちになんとなくそうかなと感じます。
もちろんこちらから『同業者の方ですか?』とは聞きませんが、
『実は・・・。』という流れになったりします。
相談内容はまちまちですが、やっぱり鑑定士といえども今生では人間ですので、
悩んだり、誰かに『それでいいのよ。大丈夫よ。』と言って欲しい時があるんですね。
自分の中にちゃんと答えは持っているんだけれど、ヤッパリこれでいいんだ、
答え合わせしたいのね。
私もプロになる前は客だった時代があります。
たまたま友人の知り合いに霊感占い師がいて、
その人に定期的に対面鑑定してもらっていました。
子供にころから占いや見えないもの、不思議話大好き子ちゃんだったのですが、
占い師って響きが胡散臭く、興味はあったものの、女性誌などのページに載っている
電話鑑定の広告がいかにも霊感商法!?(@_@)みたいで1度も利用したことありませんでした。
でもプロに観てもらいたい気持ちは捨てきれず、『新宿の母』の並んだことも、
恐山のイタコに並んだこともあります。
前述の友人の知り合いの占い師さんは、
はずれでも料金が安いからいいかぁぐらいのノリで好奇心で電話で鑑定してもらいました。
紹介してくれた友人は『私は息子の受験のこと聞いたけど、外れたけどね』
と言ってました。
でも私が実際にその人と話したらそれまでの占い師のイメージがふっとびました。
もちろんいいほうにですが
それ以来長年のお付き合いになります。
人間関係にも波長の合う合わないがありますが、占い師とお客様にも
あるんですね。
仮にも占い師・鑑定師は『師』とつきますから、みんな立派な人たちなんだろうと
勝手に思っていましたが、ある種の能力は高いけど、人間性、伝える能力、聞き取る能力などは顕著に個人差があります。
たとえそのすべてが一定の水準を達していてもお客様にとって理解できないこともあります。まだ理解しなくてもいい時ということもあります。
私がこうして今スピリチュアルカウンセラー・占い師として独り立ちできたのは
今まで根気よく導いてくださった鑑定師やご縁のあった方々のおかげです。
私は自分の中で鑑定師さんを用途別に使い分けていました。(失礼な言い方ですが)
カツを入れてもらいたいときは柔らかい関西弁だけどしっかり叱ってくれる先生、ほっこりさせてもらいたいときは癒し系の先生とか。
こうやったら自分の気分が上がるなぁと自分のタイプをある程度わかっていたからできたのかもしれませんが。
あとは情報交換ですね(笑)
自分が電話鑑定の客だった時に、そのころは相当利用してましたが、
そのおかげで、プロとして開業する必要不可欠なことを学ばせてもらいました。
一般に霊感などスピリチュアル要素の能力が高くても、自分自身が確立してないでプロになった場合、特殊なお客様、例えばご本人が気づかなくても邪悪なものに心を支配されているお客様などに付け込まれてしまったり、困っているお客様のために鑑定待機時間を休む間もないほど入れてしまって、結果鑑定師自身が体調を崩し辞めざるを得なくなってしまったり。
日常茶飯事です。
そういう現実を見てきたので、私がプロとしてやるときは自分のペースでということを心掛けています。
へこまされるお客様にあたるときもありますが、まだまだ修行が足りないのでしょう。
今までのすべての経験がこの仕事生きています。
この続きはまた(^-^)