占い師をしてる人の多くは、プロになる前に客だった人も少なくない。
私も長らくその立場だった。
占い師に占ってもらうきっかけは、結婚してもなかなか子供を授からなかったこと。
某大手有名な◯島易断の扉を開いて相談したところ、あまりに陳腐な展開に、これ真剣に悩んでる人や、心当たりがある人は簡単にお布施払っちゃうんだろうなぁと思った。
幸い私は見に覚えのないことを言われたので、訂正することなく平静を装い、主人に相談してからと言ってその部屋を後にしたのだった。
壺の話こそ出なかったものの、これでもし、藁をもすがる思いで高額なお布施を払って子宝に恵まれようもんなら、いっぺんで信者と化すだろう。
その教団で毎年発行している暦は活用させていただいてるし、お弟子さんも占い師の中にいるから、悪徳新興宗教ではないものの、他の団体も推して知るべし。
もちろん新宿の母にも並びましたよ。
でも、正直ガッカリ。
占好きなら自分の知識で知ってることばかりしか言われなかった。
しかもべるとこんべあのように次が次に行列をさばき、超早口。
質問にも答えてくれない。
一昔前の、占い師の占いだ。
今は、占いプラスカウンセリングプラス現実的なアドバイスが必要なお客様が多い。
答えだけ聞きたい方もいるから、その時は出たものだけを答える。
私は霊感もないし、自分が占い師になろうなんて思ったことなかった。
霊感のある人が占いをやるものだと思い込んでいたから。
その後、ずいぶん経ってから、ひょんな経緯で、のちにお抱え占い師のような存在の占い師にプライベートで出会うのである。
その人は、個人でやっている対面の予約がなかなか取れず、やむをえず彼女の所属する会社へ表から入るという。
その方が料金が高くなる。
でも、人気占い師だった彼女の予約を取るのも至難の業。
で、その会社の他の占い師に見当をつけて相談するということになる。
私の場合は、写真、プロフィールなどで当たりをつけて選ぶのだが外れたことがない。
そして、そこでいく人かの占い師を使い分けていたのだ。
占い師にも個性があって面白い。
その先生たちのおかげで、今の私があることは明白。
感謝している。
タイトルとはな離れてしまったので、続きは次回を、お楽しみに(^^)
