運がいいはとりあえず横に置いておきますね。
ある方が、ご自分とお身内の不運な巡り合わせを、『不公平』と嘆いておられました。
そもそも世の中はね、公平、公正であるはずがないの。
去年『親ガチャ』という言葉が物議をかもしたけど、みんな、もっとお金持ちの家に生まれたら、とか、もっとキレイで、スタイルよく生まれていたら人生違ってたのに。
って思わない人は少ないのじゃないかしら。
私も、こんな母親じゃなかったら、好きな人生を自由に選択することができて、もっと満足する人生を生きれたんじゃないかなとかよく思ったわ。
でもね、ある時から考え方が変わったの。
こんな母親だから、今の私がある。
今の私になれた。
子育ても母親が反面教師になってくれた。
結局感謝よね。
私の兄弟はいい年齢になった今でも、自分の不遇を親のせいにしている。
ある意味、マイナスの影響を与えられてはいるんだけど、私はそこから抜け出せたの。
もちろん苦しい時もあったけどね。
例えばね、何にも悪いことしてなくても、自分や家族が重い病にかかったり、理不尽な過去の戦争の犠牲になったり、そういうことが自分の人生に数多くあると、実はこの、数多く、というのも個人差があるのね。
客観的に見て一つや二つだったとしても、何十個みたいな表現をする方もいらっしゃるから、これは、その方がどの立ち位置でご自分の人生を見ているかによって違ってくるわね。
さらに、人間関係、パートナーシップが思うようにならない、結婚もできない…。
『あぁ、神様、世の中はなんと不公平なんでしょう。かたや友達は大企業のサラリーマンと結婚して、優雅な専業主婦。頭脳明晰な子供もいて。』
これね、表面だけを見ると単純に羨ましいのかもしれないけど、逆を言えば、『あなたは独身貴族で、いつもステキなお店で高級スイーツや、いつでも好きな時に誰にも束縛されず旅行に行けていいわね。しかもいつもいい洋服着て頻繁に美容院へも行けて、キレイだし…。』
なんて具合。
だからね、現状をただ嘆くのではなく、他人を羨ましがるのではなく、今あるところから、何をできるのか、何ができるのか、何をしたいのか、を一度考えた方がいい。
そして、自分にはできない!
と決めつけないことである。
ご相談はお気軽に
katorin.59@gmail.com
完全予約制